初のフットサル大会 -県青年部主催-
~若手理容師集結に明るい未来~
五月二十四日(月)初めてのフットサル大会を青年部主催で開催した。午前九時過ぎ、小雨が降る中、千葉市のKEL蘇我に九十名余の組合員が集合。
開会式で川名青年部長が「千葉県にも組合事業に参加してくれる若い理容師が、大勢いることに大変驚きました。この大会はフットサルを楽しむ他、クオリティ&ビジュア(*1)ルの実現や、現在業界が抱えている後継者育成問題、組合加入促進のすべてをクリア出来ると考え企画しました。今後、毎年開催できるように、今日はみなさんで盛り上げいい大会にしましょう!」と挨拶をした。
全八チームが出場し、一試合五分間の総当りリーグ戦、上位二チームによる五分ハーフの決勝戦、女性は一人まで人数に数えないという特別ルールで行った。普段、運動量の少ない理容師にとって少々動きが激しいフットサル。息切れで途中交代する選手がいるかと思えば、これが理容師なのかと思うような足技を使い、観客を魅了している選手もいた。また二チーム参加している中央支部では女性部の応援があり、黄色い歓声と声援で大会に華を添えていた。
決勝戦は共に五勝二分けで中央Aと東金が並び、五分ハーフの試合を行った結果三‐0で中央Aが優勝。普段からチームを組んで練習や試合に参加していることから、すべてにおいて格が違っていた。また準優勝の東金支部は、今回のルールを最大限に使い、女性経験者を加えて六人で試合をしたので、相手チームからは「一人の差はとても大きい」と言う嘆きも聞えていた。そして今の若者に求められている「熱い気持ち」「勝つことへの執着」「悔しさ」などが、それぞれの戦いの中に感じられた大会であった。表彰は、優勝から三位まで、最優秀、優秀選手に賞状、優勝チームに副賞としてボールを贈呈した。
閉会式では、応援に駆けつけていた竹之内中央支部長が「大変盛り上がり、いい大会でした。いつもは鋏しか持たない我々が、足でボールを扱うという事に戸惑っていた方もいました。これを機会に来年再来年と続けていかれるように是非頑張って下さい」と激励の挨拶をされた。
大会終了後はコートに併設されているレストランで懇親会を行なった。乾杯の挨拶では、太田女性部長が「県青年部女性部ではレクリエーションを始め、勉強会など様々なことを企画しています。青年女性部が盛り上がらなければ千葉の未来もありません。これからも今日と同じように頑張っていきましょう」と力強く話した。
会場では大会の模様を撮影したビデオを放映し、普段交流が少ない組合員達が盛り上がり、和やかに過ごした。
最後に前青年部長の岡本政巳さん(ベイサイド葛南支部)が「今日はいい一日を過ごさせて頂きました。年寄りには少々堪えましたが、次回も参加したいので是非大会を開催しましょう」と挨拶し、来年の開催を祈念し三本締めで懇親会は四時に終了した。
今回は初めての企画で予算も少なかったが、これだけ若い人たちが参加できる大会なので、各方面からのバックアップがあればもっと盛り上げていけるのではないかと思う。
(青年部長 川名正一)
結果は次の通り。〔 〕は勝ち点。
優勝 中央A〔17〕5勝2分
準優勝 東金支部〔17〕5勝2分
3位 青年部長連合〔14〕4勝1敗2分
4位 中央B〔12〕3勝1敗2分
5位 館山支部〔7〕2勝4敗1分
6位 船橋支部〔6〕2勝5敗
7位 ベイサイド葛南支部〔6〕2勝5敗
8位 印旛支部〔0〕7敗
最優秀選手 高田等(中央A)
優秀選手 増田浩之(東金)
(*1) クオリティ&ビジュアル
理容師として、人間としての質を高める事。そのライフスタイルもファッションも、全てにおいて若い人達の見本となるような理容師である事を目指し、常に社会と交流し、情報を獲得し、自らの感性を高め、知識を深め、社会に貢献していく事
組合加盟店では、確かで上質な技術で、清潔を守りながら、お客様に快適・快感・癒しを感じていただける理容サービスの提供が基本です。高齢化社会への対応としては、訪問理容サービスやバリアフリー店舗により福祉理容の実現に努めております。