千葉県理容生活衛生同業組合(矢野登司弘理事長)は、六月十九日(火)に、千葉理容会館にて、第四期トップ21セミナーを開講した。冒頭で矢野理事長が挨拶をし、千葉県理容組合が作成した「みちしるべ」を例に挙げ、技術教育はもちろんのこと、トップ21セミナーでは理容業界の飛躍、サロン経営、スタッフとの人間関係など関心の高い事項について、異業種などを含め各ジャンルで活躍されている豊富な講師陣を招き、年間十回開催することを約束し、心の教育をすることの大切さを述べた。
第1回目の講義は、ビーユースタディ主席トレーナー 佐々木泰明先生による「潜在能力開発講座」を受講した。佐々木先生は理美容業界について、どういうサロンが業績を上げているかを自らが全国の繁盛店をまわり、そこから得た情報と経験をわかりやすく説明し、繁盛店になるヒントをくれた。
佐々木先生は「まずは自分が変わらなくてはいけない」と説き、実体験を交えながら講義は進んだ。その中で先生が「心」ということに触れ、日本人と欧米人の「心」の捉え方の違いを述べた。欧米人は心が身体(精神)のどこにあるのかをmind(頭)、heart(心臓)、spirits(気息=肺)、guts(丹田)、soul(魂)のように表現したのに対し、日本人は胸の奥底にあると考えている。また、思いや考え方がころころ変わるから心という言葉が生まれたという説もあると先生は説明してくれた。
後半では、「リーダーとは周りの人をプラスに導く人である」と説き、「野望」と「夢」の違いを話した。野望は人に迷惑をかけ、夢は周りの人を良いサイクルへと巻き込むと話し、セミナーを終了した。
午後の部は受講生二十三名が三分間で自己紹介をし、緊張の中元気よく自己アピールをした。引き続き連絡網の班を決め、四期生第1回トップ21セミナーは終了した。
(三浦 きよと)