千葉県理容生活衛生同業組合

2025年 年頭挨拶 理事長 増田 稔

繋げる

2025年 年頭挨拶 千葉県理容生活衛生同業組合   理事長 増田 稔

新年あけましておめでとうございます。
令和7年、巳年という新たな年を組合員の皆様と共に迎えられましたことを大変喜ばしく思います。
昨年のお正月に起きた能登半島地震から、ちょうど1年がたちますが、地域性でしょうかメディアから知る限り、復興への進展は遅れているようであります。加えて昨年の11月の半ばに震度5弱の地震があり、地元の人々は心休まることが出来ずにおられると思います。平穏な日を1日も早く迎えられますようお祈りします。
新型コロナウイルス感染症については、忘れられたように日常生活を取り戻しているようではありますが、未だに収束を迎えておらず、接客業の私たちは感染対策を引き続きおこない、お客様に安心安全な信頼される営業をしてまいりましょう。
昨年10月に全国の組合員数の調査結果が報告されました。平成26年では約59,000人おりました組合員は、11年経った令和6年9月現在34,774人に大きく減少しております。これには社会的な問題が大きく影響していると思います。バブル時代が終わり急速に社会経済は落ち込み、低価格理容店が注目され全国に発展し、一般理容店は経営の厳しい状況に追い込まれる事となり、脱退や、後継者不足、閉店等につながったと思います。更に、ロシアとウクライナの戦争、原油高、物価高、円安、不況と、更に新型コロナウイルス問題、等々があります。そして何よりも高齢化、人口減少問題(私は人間貧乏と言ってます)が、全てにおいて組合員減少の一番の要因だと思っております。
組合員を増やす為の運動で、保健所、日本政策金融公庫等の協力を頂いての勧奨活動は大切です。が、中々結果が出ないのが現状のようです。しかし、将来理容業がなくなるわけではありません。お客様が求める確かな技術、癒し、ホッとする休息と会話の時間を提供出来る真の理容を、理容業を、私達組合員は守り続けて行かなければなりません。
私は、昨年の年頭にこの真の理容を「繋ぐ、繋げる」と掲げました。「理容組合を後世に繋げる」「組合員同士良い人間関係を繋げる」ということです。
共通の目的、話題を共有できる者同士、組合員として誇りを持って、楽しみを見つけて仲間同士で組合を守り、脱退者を無くし、組合の存続に繋げるように頑張りましょう。
組合は、近くにいると自分たちに何をしてくれているのか感じないでしょうが、大きくは自分たちの理容業を守ってくれている事を、忘れないようにしましょう。
昨年、理容フェスティバル・文化展楽しかったですね、各ブロック会議も同様でした。こうした交流は良いですね。教育関係でも皆さんの努力が実って全国競技大会で岩井君がチャンピオンを取りました。今年度もこうした行事と、各支部での行事を通じて、皆さんの交流が活発になることを願います。
今年度も、役員一同精いっぱい組合運営に努めてまいります。皆様のご意見ご指導ご協力を賜りますようにお願いを申し上げ新年の挨拶といたします。